City Lights

from kyoto

明日には忘れるかもしれない風景について

月がちょい欠けのとき、よく思う。

この月のこと、明日になったら忘れてんだろうな、って。

朝起きて思うことは、「起きるの面倒だ」しかなくて、

「昨日の月、ちょい欠けだったな、乙だな」

それはない。

f:id:lit_09:20201227195921p:plain

忘れれば忘れるだけ、大切なことは覚えておけるのかもしれへん。

 

ロンドンナショナルギャラリーに行くぞ!と意気込んでいた。

「ど」がつくほどのミーハーからすれば「ひまわり」が見られる機会を逃すわけにはいかない。

絵を見ながらこの文脈を理解できるのか試されている気がした。

 

寒すぎる中之島ではカモが一羽、潜水、潜水、潜水。

コーヒーがすぐに冷めてしまった。

明日には忘れるかもしれない風景は、今日のこの瞬間、確かにあったのだ。

実在はなによりも美しいね。