City Lights

from kyoto

かんがえたこと

勝ってはいけません。

「勝ち組」「負け組」 最近聞かなくなったなあと思った。 10年くらい前はなんでもかんでも「勝ち組」やということにして、 ポジティブに生きていたのかもしれない。 「負け組」の自覚が、 「組」という言葉で薄れるのを期待していたのかもしれない。 とりあ…

10円が大切だったあの日

幼い頃、僕の家での役割はお風呂掃除だった。 毎日お風呂を掃除して、10円を貰っていた。 10円というとラーメン丸1つ。あるいはきな粉棒1つの値段。 その10円たちを握りしめて、「ヒロセ」と呼ばれる駄菓子屋に行くわけだ。 時にはお小遣いをもらって50円の…

好い加減の酔い加減

先斗町の「伏見蔵」というお店がとてもいいよ。 京都 伏見蔵 南庵〒604-8015 京都府京都市中京区先斗町通四条上ル鍋屋町212-23,500円(平均)2,000円(ランチ平均)075-221-6161地図や店舗情報を見るPowered by ぐるなび[{"@context":"http://schema.org","@…

新社会人の皆さん、おめでとうございます。

新社会人の皆さん、これから頑張っていきましょう。 とか言うのやめてほしい。 僕は幼い頃から納税していたし学校に通っていたし学級委員になったこともあるし十分社会の一員として機能していた。僕は幼い頃から横断歩道をきちんと守る子どもだったし地下鉄…

根っこが深い

先日、全国学力学習状況調査の結果が出た。 今年度は国語と数学の2教科で行われた。 石川、全4教科1位 全国学力テスト 小6、中3の国語と算数・数学 石川県が高い水準だった。 多分、来年度は全国の校長が石川県に集結し、どんな授業なのか、なぜ学力が高…

丁寧さ

掃除機買うた。 エレクトロラックス コードレス 掃除機 Well Q7 北欧デザイン ハイパワー 軽量 動作時間約50分 インディゴブルー WQ71-2OIB 発売日: 2020/10/23 メディア: ホーム&キッチン のは、日々の暮らしを丁寧にしなあかんという思い。 3月の終わりか…

坂口安吾の「桜の森の満開の下」という小説は誰もが一度は読んだのだろうけど 桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫) 作者:坂口安吾 発売日: 2013/11/29 メディア: Kindle版 桜の美しさというのはよく刹那的であるから良いのだと言われる。 散るからこそ美しい…

僕たちは生きているだけで素晴らしい

自殺者が増加というのは大変悲しいことです。 新型コロナ: 20年の自殺者2万919人 11年ぶり増加、コロナ影響か: 日本経済新聞 そもそも生物は生物で在り続けること、つまり生存していることが目的であって、 そういう意味では我々よりも長い歴史を持つ昆虫た…

誰かに座ってほしい椅子として

植物園の椅子は何年前からここにあるのかな 誰がここに座り どんなことを考え どんな話をしたのだろうと 誰かに座ってほしい椅子としての考えを巡らせて。 夏目漱石を読むとなぜだろう、物事を深く考えたくなるのです。 その癖、考えるには外が寒すぎて。

カフェにある意味のないフォトグラフィを見た時

形式的なものに何かしらの意味を持たせようと日々邁進している我々に、 やはりカフェにある意味のないフォトグラフィ (フォトグラフィと言うと意味なさげな感がより深まる気がします) を見ると、何かしらの意味なんてものは それぞれの文脈においての恣意的…

明日には忘れるかもしれない風景について

月がちょい欠けのとき、よく思う。 この月のこと、明日になったら忘れてんだろうな、って。 朝起きて思うことは、「起きるの面倒だ」しかなくて、 「昨日の月、ちょい欠けだったな、乙だな」 それはない。 忘れれば忘れるだけ、大切なことは覚えておけるのか…

City Lights

夜は深い。 もう会えない人のことを少しだけ考えてみた。 何してんやろ。 街の灯を見るとき、ときどき考えている。 10桁の番号、忘れてしまった。 出町柳の月 忘れてはならないことは残さなければ。