リメンバー・ミー(リー・アンクリッチ、エイドリアン・モリーナ)
メキシコの死者の日をモチーフに家族を描いた映画。
オスカー長編アニメ賞をはじめ、数々の映画賞を獲得した最早説明不要の大傑作。
日本にもお盆という文化があるのでとてもすんなり受け入れられる。
家族というのは絶妙な共同体である。
血の繋がり、というとなんだか薄っぺらく
絆、というと作り物のような気がする。
家族の根源は「誰にも代え難い」ことではないか。
ある日家に帰ってきたら知らない男が食卓に座っていて、
「今日はお父さんが仕事で忙しく帰るのが遅くなるので代理で父親やってます」
なんて言い出したらどうリアクションを取ればいいのか。
そして、きっとみんな家族の中で「誰にも代え難い」存在であると同時に、
この社会においてもそれを求めている。