「勝ち組」「負け組」
最近聞かなくなったなあと思った。
10年くらい前はなんでもかんでも「勝ち組」やということにして、
ポジティブに生きていたのかもしれない。
「負け組」の自覚が、
「組」という言葉で薄れるのを期待していたのかもしれない。
とりあえず連発してたよな。
昔国語教科書の一節にあった言葉。
うろ覚えなのでちょっと違うかも。
「戦争に勝ち負けはない。戦争した国はすべて負けさ」
勝ちとか負けとか、
正義とか悪とか、
そういうものさしで生きてはならんのだ。
生きるとはもっと複雑で多層的だ。
ウクライナ危機で危機に陥っているのは、
その正義とか悪とか、善とか悪とかのものさしである。
それで測ろうとしていたものが、
そもそも測れないのだと知ることになる。